緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

「短歌の目」第9回 11月

寒くなってきましたね。外を出歩くのはまだそこまで寒くないのですが、屋内でじっとしていると体がじんわり冷えてきます。家にいるとすぐふとんに入って寝てしまいます。そんなわけで、今月も「短歌の目」に参加させていただきます。

 

tankanome.hateblo.jp

 

 

1. シチュー

オレンジや黄色の惑星ぷかぷかとシチューの銀河進めスプー

 

2. 声

鳴き声の意味知りたくてカラスらの中心で会話聞いている朝

 

3. 羽

追われても羽ばたくふりしてまた歩く鳩のような生き方してる

 

4. 信

信仰は自由なんだよサンタさん信じなくても子供でいられる

 

5. カニ歩き

カニ歩き目的地もわからずに左と右のどっちが前なの?

 

6. 蘭

垂れ下がる蘭が怖くて泣いていた薄暗いピアノ教室のロビー

 

7. とり肌

太ももまでとり肌たてて待っているマラソン大会スタートの合図

 

8. 霜

晴天に霜きらきらと通学路冷え込んだ朝のごほうびのように

 

9. 末

年末は次々と来る  世紀末の準備もそろそろしておかなくちゃ

 

10. ひさかたの

雲かかりなおも眩しくひさかたのスーパームーンが曝く醜聞