緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

『進撃の巨人』第82話 勇者  

雑誌連載時に読んだ自分の感想をサルベージ(当時の混乱ぶりそのままに)。

 

■アルミンだけはこんなことになるとは思わなかった。エルヴィンなきあと(まだ死んでないけど)彼の役割を継いで導いてくれると思ってた。まさかよりによって自分の命を捨てるなんて。幼馴染3人組の一人が欠けてしまうなんて。何でまだ抜け道のような解決策があるように私は期待してたんだろう。ここまでしないと、あれほどの覚悟を決めたベルトルトを倒せなかった。諫山先生は本気だ。進撃の巨人ってそういう漫画だ。

 

■いまになってじわじわと悲しくなってきた。ちょっとあまりに突然のことで呆然としてたから。それにしてもミカサはかっこいい。ここでライナーを殺さないとだめだと判断するミカサはさすがだった。とっさに作戦たてて囮になるジャンもかっこいいよ。それにしてもアルミンがいなくなって頭脳的な役割がジャンにますますのしかかってくるな。ジャン…。


■ハンジさん生きててすごくうれしかったんだけど、正直アルミンショック大きすぎて喜びという境地に達しない。ハンジさんの肉体そうとう頑丈だよね。そしてモブリットさん、どうした!?何となくハンジさんの様子だと生きてるんじゃないかと思っちゃうんだけど。

 

■何かまだ信じられないんですよね。まだ解明されていない謎もたくさんあるのに、ほんとにいないのか君(アルミン)は。 

 

■エレンとアルミンについて。アルミンがエレンに言ったことは巧妙な嘘で、でも本心でもあって、アルミンの頭の良さ、エレンの性格を知り抜いてること、なおかつエレンを信じてること、アルミンの全てがそこにあった。普段の会話のようにさりげなく、でも重い覚悟が感じられる台詞。それに対してエレンはいつも、アルミンやミカサの覚悟に一瞬とまどってしまう。今回も何も言えなくて、でもアルミンの信頼にはきっちり応えて役割を果たすんだよ。アルミンは、エレンなら絶対そうしてくれると信じている。何かもう、これまでの二人のいろんなことが思い出されてたまらない。エレンの、何も言葉を返すことができない辺りが何ともリアルなんだよな…。

 

■ふとした瞬間にアルミン、もうおらんのか…って思い出して、背中がひゅっとなる。