本
2020年の初め頃だったか、まだこちらに引っ越す前に買った『水中翼船炎上中』をやっと読み始めた。穂村さんらしく装丁があまりにも凝っているので、ある程度家の中がきちんとした状態じゃないとなかなか読めなかった。手に取るのにも気を遣ってしまう。 穂村…
『方丈記私記』は、買ったのをしばらくそのままにしていて、実際に本を開いてみたのは2020年3月9日の仕事帰りのバスの中だった。驚いたことに、この本の書き出しは1945年3月9日の東京大空襲のことから始まっていた。同じ日だ!とその偶然に興奮した。それに…
新古今和歌集の歌が好みかもしれない。私は現代短歌でもどちらかというと、エモーショナルなものよりも、軽みのある歌が好きである。エモいのもよいのだけど、そういうのがたくさん並んでると読むのに疲れてしまう。 新古今和歌集は適当にぱっとページを開く…
大きな仕事の〆切はないのでそこは気が楽だけど、この時期に多い書類仕事が順調に蓄積されている。勤務時間終わったあとの夕方~最終バスの時刻までに少しずつ片づけられればいいんだけど、その時間帯にカンファレンスとか入ったりすると、書類を処理する時…
この感想メモを書いたのは2016年11月13日。たしか、もっと前に一度途中で挫折して、再挑戦で完読したんだった。いきなりネタバレありありなので注意してください。
4月から笹井宏之さんの出身の県に住んでいる。駅の本屋には、穂村さんの歌集は置いていないけど、笹井さんの歌集は地元だから平積みされている。新刊のちくま文庫の『えーえんとくちから』も平積みされていたのを買ってきた。 途中まで読んだけど、どの歌も…
思い出すままにメモ。印象に残っているものを中心に。ところどころ記憶が薄い。 随時追加するかも。
はじめての銀英伝。ということで、田中芳樹先生の『銀河英雄伝説』本伝全10巻を読み終わったのでつらつらと感想を書いていきます。ちなみに自分用のメモとして書いておくのだけど、1巻を読み始めたのが2017年6月4日、10巻を読み終えたのが6月25日深夜(もう2…
嫌な人に嫌なこと言われてむしゃくしゃしたときは津村記久子の小説だ!と思って今朝出勤前に本棚をあさったのだけど、ぱっと見つかったのは『とにかくうちに帰ります』という文庫本だった。これは津村記久子の作品の中では比較的、嫌な奴出てくる度が低い。…
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 私にとっての青春の一冊ということで思い浮かんだのがこれ。ちょうどこの本に出会ったのが14歳のころだったこともあって、主人公のタエコと自分を重ねて何度も何度も読んだ。読んでいて一緒に心が傷だらけになるし…
NHKで実写化することが話題となっている守り人シリーズ、前から気になってはいたのですが、この機会に実写化する前に読んでみようと思い立ちました。とりあえず最初の『精霊の守り人』だけ買って読んでみたのですが、物語の世界と登場人物に魅せられ、次の巻…
小学4年生の頃から学習塾に通っていたのですが、一番好きなのは国語でした。テキストやテストの問題文などで、さまざまな文章を読めるから。たいていは出典が書いてあり、気になるものはタイトルや作者名を覚えておいて図書館で借りて読んだりしてました。そ…
今週のお題「最近おもしろかった本」 4月から5月初めにかけて、穂村弘の本を読み漁っていた。エッセイ、歌論、短歌入門書などなど数えてみたら10冊も持っていた。面白さにハズレがないのと、文庫だと300ページ弱と比較的薄くカバンに入れて持ち歩きやすいの…