緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

2020年とThis is 嵐 LIVE

2020年を振り返ってみると、プライベートの趣味ごとはわりと嵐一色の1年だった。そもそも私がはまったのが2019年終わりごろで2020年には活動休止だからというのもあるんだけど。たったファン歴1年ちょっとではあるけど、本当にずっと盛りだくさん楽しませていただきました。

晦日の生配信ライブ、This is 嵐もリアルタイムで観ました。そもそも約2ヶ月前の11月3日にはアラフェス2020が配信されていて、これはこれで盛りだくさんの一大イベントだったんですよね。アラフェスのプログラムはファンクラブ会員向けのお楽しみコーナー、そのあとにファンクラブ会員向けライブ、そして一般向けライブという大きく3つに分かれた構成で、昼からの長丁場でありながらどれもそれぞれの特色があって楽しめるというものすごく充実した内容だった。あれでもう嵐のライブを十二分に堪能した気でいたので、大晦日のライブというのはあくまで活動休止期間の最後の時間をファンと過ごすのが主な目的で、ライブとしてはそこまで本格的なものではないんだろうと勝手に私は思い込んでいたんですよ。ところがどっこい、This is 嵐 Liveでは驚くべき曲数のボリュームと高いクオリティのパフォーマンスに圧倒されてしまった。松潤が言ってたけど、アラフェスはあくまでファンが曲を投票するファンが聴きたいものを中心としたライブで、やはり最後にもってくるべきは、嵐がファンに届けたいと思ったものを歌う、アルバムのタイトルを冠したライブなんですね。

This is 嵐のアルバム曲、実はあまり聴き込んでなかったんだけど、今回のライブで『SHOW TIME』という曲がすごくすごく好きだと気づいた。パーティーで恋人とのシチュエーションという曲で、オシャレできゅんきゅんする。「焦らさないで 最高潮で抜け出そう」「キミだけに キミだけとSHOW TIME」。歌詞だけ書くとキザでクサい感じだけど、曲調がポップでオシャレで歌い方もさわやかなので全然可笑しくならない。聴いていて照れてしまう。疑似恋愛ってこういうことだよなーと思う。メンバーに現実の恋人がいたら嫉妬するとかそういうものじゃないんですよ。こういう曲を歌われている瞬間の、なんともいえないふわふわした心地。この瞬間こそが疑似恋愛だと思う。

話がそれてしまった。アルバム曲以外で選ばれた曲も、そうそうこれやってほしかった!というのが多かった。私にとって一番のそれは『Step and go』なんだけど。この曲の歌詞は、翔くんのラップ部分も含めて今の嵐の状況にあまりにも合っているので、最後の出演となる各歌番組のメドレーのどれかで歌わないかなーと期待していたんだけど、テレビではそれは歌われず。ちょっと残念に思ってたら、最後の最後のこのライブで歌ってくれたよ!2番も含めて全曲フルで歌ってくれたのうれしかった。この曲が選ばれてフルで歌われたのは、メンバーにとってもやはりこの歌詞が今の自分たちに刺さるものだと感じたからなんだろうと思うと、気持ちが通じたようでうれしい。現在の大野さんの、「夜を通り抜けてrolling, rolling on」や「世界はまるで永遠へのエスケープ」の歌声が聴けてよかった。

(↓この曲については以前、記事に書いています)

 

hirinzu.hatenablog.com

 

あと、『風の向こうへ』も好きな曲なのでうれしかった。あとは"Whenever you call"はいつものことながらよかったです。この曲はブルーノ・マーズが提供してくれた曲というのもあって、やはりメンバーの歌い込んでる感じが半端ないんですよね。そしてなにがびっくりしたって"Whenever you call"から『台風ジェネレーション』につながったところですよ。あんなの初めて(そりゃそうだ)。

台風ジェネレーション』を歌っているときのCG背景が活動期間の西暦の数字だったんですけど、メンバーの若いころの写真以上に時の流れを感じさせられて、よい演出だったと思う。『台風ジェネレーション』の歌い終わりの場面を額縁で縁取られ、そこから『ピカンチ・ダブル』の屋上につながる演出もとてもよかった。

 

途中のお着換えのときにグーパーで二手に分かれて、片方着替え、片方MCで交代するというのがあったんだけど、前半MCの相葉ちゃんと大野さんが思った以上にMC上手で(いや、芸能人歴長いお二人にこんなこと言ったら失礼だけど)面白かったな。どちらかといえば相葉ちゃんがリードして、それに乗る大野さんというのが、相性のよさなんだろうな。相葉ちゃんが贈ったラーメンを、作って食べたよと大野さんが写真に撮って送ったんだけど、そのラーメンが入っているどんぶりがどう見てもメモリがついていて銀色の……あれボウルだよね?っていう。どんぶりが家になかったからボウルを使った大野さん。たしかにうちはラーメン屋(というか中華料理屋)だからどんぶりあるけど、ふつうの家はないかもしれないねと相葉ちゃん。あれ、けっこういいよ、お湯入れるときメモリついてるし。持つとき熱いけど。と盛り上がる二人。こういう生活のことで盛り上がる彼らのトークは面白く大好きです。

ラストスパートは『A・RA・SHI』、『Monster』、『迷宮ラブソング』、『マイガール』、そして『Happiness』(私のメモより)。迷宮ラブソングの翔さんは王子だった(メモより)。

 

そして最後の最後の5人の挨拶。大野さんのメッセージ、ひとつひとつ発される言葉を固唾をのんで聞いた時間を大切に記憶しておきたい。順番の最後が潤くんだった。

「僕にとっても嵐は夢でした」

「いつかこの夢の続きをできたらいいなと思います」

「これからも僕らの音楽を愛してやってください」

これを聞いて「嵐とは…」と考えてしまった。嵐とは5人のことだけど、5人のことでありながら、本当にデビューのとき言っていたように5人が巻き起こした現象をも表す概念であり、一言でいうと"夢"なんだな。

 

翌日の元旦には私は仕事だったけど、この大晦日に嵐のライブを心ゆくまで楽しんだので元気が出た。仕事中も頭の中で嵐のSHOW TIMEが鳴っていて、なんだか切なかった。