最近、俳句を作れるようになりたいと思い、書店の短歌・俳句コーナーをうろうろして入門書をぱらぱら見ていたところ、『夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業』が本当にわかりやすそうだったので買ってみた。特に「十二音日記」を書いてみようというのが、目から鱗だった。
そしてさらに、この本で夏井いつきさんが薦めていたことがきっかけで、藤田湘子の『20週俳句入門』を買った。この本がまた良くて、書いてあることはちゃんとやるようにきっぱり書かれているので妙にやる気が出る。作句の必需品として、歳時記と国語辞典を買うように、とか。「ここで手を抜いたら、あなたはすでに俳句を作る資格はない」とまで言われる。「初めはなくても大丈夫ですよ」と普通なら言いそうなものだけど。本気で教えようという気概を感じる。あと、各週ごとに暗誦する句が挙げられていて、覚えないと次に進まないよう書いてあるのもよい。最近私は暗記欲が強いので、これを覚えるのも楽しみである。
この本の第8週で作句へスタートということで、俳句第一作を指示された型のとおりに作らなければならない。そこで作った俳句をここに載せておく。手帳では、これも筆者の指示のとおりに縦書きで書いているのだけど、ブログだと横書きになってしまう。
朝東風や先頭に立つ駅ホーム
春雨やがん検診に向かう道
あ、雅号はいまのところハンドルネームと同じ緋綸子でいきます。
※あとで気づいたけど、上記の2句のうち「春雨や」の方は第8週で指定された型どおりではなかった…。けど、本当の出来事でもあるので、記録としてこのまま載せておきます。