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緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

キセキの世代+黒子の6人の関係性についての考察

今月、もうすぐジャンプネクストvol.3が発売されるので、その前にEXTRA GAME第3話までを読んで思ったことを書いておきたい。主に、キセキの世代+黒子の6人の関係性について。

(文体がいつもコロコロ変わって定まってないですね…。最近の記事は「です・ます」調で書いてたと思うのですが、今回は考察なので「で・ある」調が書きやすかったようです。なんか恥ずかしい。)

 

EXTRA GAMEを読んでて気づいたのは、赤司は今でもキセキの世代のリーダーであることを本人も自認しているし、他のメンバーも当たり前にそう思っているということ。第2話でキセキの世代+火神が黒子を救出に行ったとき、今にも乱闘になりそうな場を制して(表面上は)冷静に「今は黒子の手当が先だ」と言う場面や、第3話の試合のインターバルで紫原が景虎さんの判断にたてつこうとするのを赤司が諫める場面などで、それを強く感じた。基本的に、赤司が行動の方針を口にし、皆それに従っている。もちろん、他のキセキが従順な性格というわけではない。基本的に赤司の考えには間違いがないと信用しているのだろうし、赤司自身もキセキの一部だから、本質的にそう大きく意見が食い違うことはないのだろうと思う。黒子救出劇のときなんかも、赤司はただ引き下がるのではなく、最後にジャバウォックの面々に英語で啖呵をきってみせた。キセキを代表してそこまでやってくれるからこそ、赤司は「俺たちのリーダー」たりえるのだ。それほど彼らは、個性はバラバラであるにもかかわらず非常に似通った存在なのだと思う。

帝光時代、まだ人格が交代する前の赤司は、この5人だけで影響しあい、同化、あるいはその逆に反発し合ってしまうことに危惧を覚えたにちがいない。だからこそ自分たちとはまったく異質の存在である黒子を、緩衝材あるいは自分たちを客観視する存在として受け入れたんだと思う。事実、メンバー同士でいざこざがあったときなど、赤司自身が諫めるのではなく、黒子が解決することを見越してたよりにしていた。

(しかし、キセキの才能開花とともに、赤司の人格も交代し、それまで必要とされていた黒子の役割はなくなってしまう。それでも退部まで勧められなかったのは、シックスマンという駒として必要だったのか、友情の気持ちはあったからか、「俺」人格の判断が残っていたのか…理由はわからない。)

キセキの5人が黒子を受け入れたという話に戻る。不思議なことに、彼らが自分たちの仲間として受け入れるのは黒子までで、そこにさらに誰かが加わることはない。この6人で完結しているのだ。もちろん、桃井とかもいるし、今回のEXTRA GAMEのように火神や他のメンバーとも協力はするが、この6人の結びつきは、ちょっと他の人に入り込めない特別なものがある。キセキの才能開花からチームプレイの崩壊に至るまでそれぞれが苦しみ、バラバラになりながらも完全に切れることはなく、高校で互いに全力で戦って再び絆をとりもどした。そんな強烈な経験を共にした彼らには、『自分たちのことは自分たちにしかわからない』という感覚が通底している気がする。

もちろん、キセキの5人も黒子もそれぞれの高校で新たな仲間ができ、人間的にも成長しており、6人だけの殻に閉じこもっているわけではない。

それでもやはり、この6人が一同に会したEXTRA GAMEを読んで、彼らが少ない言葉で互いを信頼し理解しあっているのをを見るとあらためて、友達や仲間といった表現では生ぬるい、強いつながりを感じるのだ。