緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

第2回「短歌の目」 (初参加です)

tankanome.hateblo.jp

 

初参加です。どうぞよろしくお願いします。

短歌を作ること自体ほぼ初めてで人様にお見せするのも恥ずかしいのですが、そんなことを言っていても始まらないのでとりあえず作ったのを載せてみます。

 1.入

 

何でもう馴染んでるんだ  新しく入った女子に焦るセンパイ

 

2.粉

 

菓子の粉を指先ですくい舐めとりたい欲望隠し皿片付ける

 

3.新学期

 

電車内  倍くらい混む新学期  そのうちみんなサボるんだろうか

 

4.フール

 

新人の自己紹介も出鱈目なエイプリルフールは休みにすべし

 

5.摘

 

道端にしゃがみタンポポ摘みたいと思うにとどめる行き帰り道

 

6.異

 

何もかも異なる場所で一人過ごす  スマートフォンを握りしめつつ

 

7.花祭り

 

花祭り  幼稚園の頃以来  甘茶の味も思い出せない

 

8.あらたまの

 

あらたまの春は突然  晴れた日に  いつのまに咲いた桜菜の花

 

9.届け

 

道揺らすトラックの荷台のロゴ眺む

いつまでにどこへ届ければいい?

 

10.ひとつ

 

茶碗ひとつ 湯呑みひとつと 好きなもの

選んで始まる ひとりぐらしは