緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

黒子のバスケ EXTRA GAME 第2話感想

ジャンプネクスト読みました!

本当は1週間前に読んでたんですけど、感想書く暇がなくてですね。おかげで、読んだばかりのときの興奮がだいぶおさまってしまいました(まぁ、前回は読んだ勢いで書いて後悔したのですが…)。

んで、結論から言いますと、今回すごく面白かったです!!

以下、ネタばれ注意。

何というか、本篇とはまた違った雰囲気のオマケのストーリーとして、気楽に楽しめる展開ですね。まさに、『こういうの読みたかった!』って感じ(前回の感想と言ってること真逆ですが)。黒バスファンにとってはたまらない展開でありながら、ファンにすり寄りすぎない、このバランス感覚がさすがだな~、と思います。では、冒頭から順を追って感想を。

・リコちゃんと桃井ちゃん登場。まさか両方来てくれるとは。「桃っち!」と声をかける黄瀬君がかわいい。ていうか、今回は全体的に黄瀬君がかわいい。

・カゲトラさんがみんなの前でリコたん呼んでて、リコたん嫌がってますが、特に誰も反応していない…。今回は特にリコとキセキにからみはなかったですね。このマンガは基本的に、特に理由がないかぎり、キセキと一般人(笑)を絡めることってないんですよね~。

・そして、気になっていた控えの選手は…日向先輩!高尾!若松!でした。なるほど~、実力の高低じゃなくて、チームバランスを考えて選んだのね。納得。これが桃井とリコちゃんの意見を取り入れた結果というのがまた。いろいろ想像がふくらみます。まぁ、そういう理由なら、氷室さんとかは無理ですよねぇ。そして、高尾と黄瀬は手ぇ振り合ってるけど、いつのまに仲良くなってるの??そんなエピソード、あったっけ?

・日向さん、赤司に「あまり固くならずに もちろん歓迎しますよ」と言われ、『心読まれた上に年下に優しくフォローされた!』とショック受けてるのに笑いました。さすが藤巻先生の分身。ものすごく藤巻先生が言いそうなモノローグ(すみません)。

・一方ジャバウォックの面々。ゴールドとシルバー以外はモブ扱いなのね。キセキみたいに5人とも色関係の名前なのかと思ってました。後はエメラルド(←色?)とか…(ポケモンか)。桃井ちゃんの仕事モードがかっこいい。シルバーさんは神に選ばれた体の持ち主らしいです。「だとしたら選ぶ相手を間違えたといわざるをえませんが…性格は粗悪で女好き…」とか、毒舌な桃井ちゃん素敵!性格が『粗暴』とかはまだ聞いたことあるんですが、『粗悪』って。。。ちょっとビビってるリコちゃんが可愛いです。

・そして、何と赤司と青峰が会話を!ここ、今回のポイント1です。キセキの世代のキャプテンとエースの関係は気になっていたのですが、帝光編ではあまり絡みはなく。性格とか、そんなに合わなそうだしね。けど、間違いなくこの二人はキセキの世代を率いるツートップだったわけで、その二人が、言葉は少なくてもお互いの実力を信頼し合ってるっていうのが感じられてよかったです。

・何と、ジャバウォックの連日の六本木豪遊のお代を全部払っているらしい景虎さん。フツーに何百万円とかいきそうなんですが…。そんで、彼らは未成年(というか18歳未満?)なわけですが、海外の人には条例とか特に関係ないんでしたっけ?景虎さんの責任問題に発展しないか心配なんだが(いや、このマンガはそのへんのことは無視してるだろうから、大丈夫とは思うけど)。

・そして試合前日、チームはかなりまとまってきているが、まだ完全には噛み合っていないらしい。練習を終えて、火神を1 on 1に誘う黄瀬君。黄瀬君、チンピラ相手に火神と黒子と3人でチーム組んだ思い出を語っていますが、どんだけ嬉しかったんだ。あの出来事を宝物のように大事にしてる黄瀬君がいとおしくってならない。そして火神と黄瀬の仲良しっぷりが微笑ましいわ…。ここ、今回のポイント2です。他のキセキの世代って、男子同士で集まってるにもかかわらず、あんまり一緒にワイワイはしゃがないんで、この二人の普通の男の子っぽさが新鮮。

・そしてテツ失踪。

まず、青峰がテツがいないのに気づく。

→緑間がなぜか、景虎さんと一緒に黒子がいなくなったことに気づいていた。

→火神と黄瀬、黒子の行先と目的に思い当たる。

→火神+キセキの5人で、黒子救出のため街を全力疾走。

うわー、なんなの、この展開!どんだけみんな黒子のこと気にしてるの!!というか、緑間は黒子の行動をどう解釈していたのだよ…。

・景虎さんに気づかれずキャバクラまで尾行した黒子(ジャパニーズニンジャ!!)。そして、準備してきたと思われる英語で、黒子さん、ジャバウォックにモノ申す。案の定、キレられてゴールドに蹴りを入れられます。ものすごく吹っ飛んだけど、これ大丈夫なのか…?

・そこへ駆けつけた火神+キセキ。キレてます。めちゃくちゃキレてます。そんな中一人、黒子に駆け寄る黄瀬。今にも殴りかかりそうな火神や青峰たち。「やめろ。黒子の手当が先だ。」の一言で場を制する赤司。このへん、ポイントだらけで数え切れません。赤司と黒子のお互いわかり合ってる感じの会話がまた良いです。その場を去る赤司たちをコケにするジャバに、「黙れ下衆が」「明日は地べたを舐めさせてやる」と英語で言い返す赤司。おっしゃー!赤司の赤司様らしいところが見られて、私は満足です…。ぜひ、英語でどう言うのか教えてほしい。

・そして試合当日。何と、前日の黒子救出劇で、チームは完全に噛み合っていた!まったく、何なんだよお前たち。というか、結果オーライですけど、あんな無謀なことをした黒子はちゃんと怒られた方がよいとおもいます。リコちゃんあたりに説教くらってると良いのだけど。

・そして、試合開始直後ソッコーでダンクして、「言ったろーが 地べたを舐めさせてやるってよぉ」と、青峰。何?赤司君、英語で何て言ってたか、後からみんなに説明したの?いずれにせよ、赤司と同じこと言う青峰に萌えました。

 

 今回は、本編ではあまり見られなかった人間関係にスポットが当たってるのが見どころでした。特に、赤司と青峰、火神と黄瀬あたり。(火神と黄瀬は、本編でも少しありましたけど。)

あと、火神+キセキで黒子を助けにいくという、ファンの妄想か!?ってツッコミたくなるような展開でありながら、そこまであざとく感じられないのが黒バスクオリティだなぁと思いました。いや、前髪をゴールドに持ち上げられている黒子とか、あざとい部分もあるんですけど、決してやりすぎない。一方で、控えの選手の決め方とかは何か現実的で、面白いです。

それにしても、前回私がノリきれなかったのはやはり、負けた先輩たちの屈辱をはらすというだけじゃ、対立理由としていま一つ物足りなかったんだろうなぁ。黒子が傷つけられたことでジャバウォックに怒りを燃やすキセキたちという構図。単純だけど、この構図があってこそストーリーが盛り上がるんでしょうね。今回のシルバーは、いい感じに悪役してて、合格!って感じでした。