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緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

リコちゃんと木吉の関係についての考察とか想像とか(2)

気持ちが高ぶっていたのか、あっという間に続きを書いてしまいました。 

 

 

一時期つきあっていたというリコと木吉は、いつ、なぜ別れてしまったのか?

 

まずは、現在の二人の気持ちから考えてみたいと思います。まず、険悪な雰囲気やお互いに気まずい感じなどはなさそうです。このことから、嫌いになって別れたわけではないと思われます。

 

次に、それぞれのお互いへの気持ちはどうでしょう?

まず、木吉からリコに対しては、まだわりと異性として好意を持っているんじゃないかなーと思います。そういう描写がいくつかあるので。一つ目はウインターカップの陽泉戦での、医務室での超速マッサージのあと、「もう少しそばにいてくんね?」と言うところ。このときの二人の雰囲気にはちょっとドキドキしましたね。マッサージの後、戻ってくるまでの時間に何があったの?的な。これを読んでた頃は、『うわー。日向→リコだけでなく、木吉→リコなのか。がっつり三角関係やん。』と思っていたのですが、まさかもうすでに片方はつきあって別れた後とは思いませんですよ。

そしてもう一つは、ウインターカップ優勝の瞬間、リコを抱きかかえる木吉!あんた、ちょっと自重しなさいよ、と思わずつっこんでしまった場面でした。まぁいくら天然とはいえ、好きな相手にじゃないとこんなことはしないですよね。私的には、ウインターカップ優勝のあかつきには、皆で(日向中心で)リコを胴上げするものだとばかり思っていたので、『みんなのカントクを独占するんじゃないわよ』と憤っていたのですが、実は元カノを抱き上げていたのだとわかると…ますます『自重しろ!』と思いました。これだから木吉は…。

 一方、リコから木吉への気持ちですが、おそらくそれ自体は大きく変わっていないんじゃないかと思います。リコが木吉に惹かれた理由の一つに、自分にはないものを持っている、あるいは、自分より秀でている部分がある、というのがあると思うんですね。誠凛に入って出会った時点でそれを感じていたし、バスケ部を作ってからリコがカントクをやるにあたって、いろいろ木吉に相談したり、たよっていた部分もあると思います。リコくらいハイスペックになると、なかなか同年代で「こいつ、すごい!」と思うような相手に出会えないと思うんですよ。そして、木吉はまさにそういう存在だったのではないかと。だから、そういう尊敬の念を好意と捉えてしまったのかもしれません。

そんな感じで、木吉への想いがなくなったというわけではないと思うんですが(大事な人であることには変わりないだろうし)、現在は日向の存在が大きくなっていて、そちらに気持ちが傾いているから、木吉とヨリを戻すという可能性は少ないだろうなぁ。決勝戦で「順平…」って言ってたし。たぶん中学の頃から、日向のことはずっと気になっていたんだろうから。その頃は、男としてというよりは、心配で気にかかる存在という意味合いが強かったとは思いますが。ただ、高校では突然現れた木吉という存在に惹かれてしまい、木吉のほうからアプローチしてきたからつきあうことになったって感じじゃないかと。さっきから木吉→リコを強調しすぎですね、私…。木吉よ、すまん。ただ、リコちゃんは、どちらかというと、自分の恋愛感情を「いやいや、そんな訳ない!」と否定してしまう子なんじゃないかと思うんですよ。カントク業に専念したい分、自分の恋愛は二の次にしなきゃと思っていそう。だから、相手から強くアプローチされないかぎりは、つきあったりしないんじゃないかな、と勝手に思ってます。(これで、リコちゃんからのアプローチだったりしたらどうしよう…。)

 

そんなわけで、いよいよ核心の、「いつ、なぜ、別れたか」についてです。いつかなんて、一読者である私の予想が当たる訳もなく、妄想でしかないんですが。時は、二年生に上がったときと考えます。理由は、リコが、木吉に頼らずカントク業をやるうえで、けじめをつけたかったから。

木吉が入院してしばらくは、さすがに別れることはしないと思うんですよ。カントクをやりながらも、なるべく病院にお見舞いに行って、木吉を元気づけよう、支えようとしたと思う。入院後、木吉がリコの負担になりたくなくて、木吉から別れを切り出したという可能性も考えましたが、木吉の性格上、それはない気がする。リコが好きだという自分の気持ちに正直でいると思うし、リコのほうも木吉をたよっていることを彼はわかっていたはずで、そこで突き放すようなことはしない…と思う。

たぶん、一年生の間は、誠凛バスケ部の皆が木吉のこと、敗北のことをひきずる空気だったと思う。そこへ、二年生になって、一年生の火神君と黒子君が登場ですよ。「なにこの子ら、面白い!」とリコちゃんは興奮したはず。去年の誠凛のことも木吉のことも知らない後輩の登場に、一からカントクとしてチームを作り上げてみたいと思ったんじゃないかと思います。そのときリコは、木吉とつきあっていて、無意識に木吉をたよっている自分を自覚したのかもしれない。見舞いのときに、つい相談したりとか、愚痴を言ったりとか、木吉の判断を当てにしてしまったり。そういうものなしに、自分の力でやってみたい。もちろん木吉に教わったことは大事にするし、メールでやりとりとかはするけど、本気で全国優勝を目指すという気持ちのけじめとして、木吉とはいったん別れたい。つきあってたら、つい頼りにしてしまうかもしれないから…。そう、木吉に言ったんじゃないかなぁ。だって、目標が達成できなかったら全裸で告白を部員に課すような人ですよ。自分に対しても、そうとう厳しいはず。木吉からしたら、とばっちり以外のナニモノでもなくて、「そりゃないよ…。」って感じでしょうけど。でも、リコにそう切り出された木吉は「リコの気持ちはわかった。」と言ったはず。もうかなり妄想の世界に突入してますが。ああ、せつない。だってそれだけ、木吉の存在は、リコにとって大きかったということだから。

二人がつきあってたという事実を知ると、インターハイ予選で桐皇に負けた後

「負けちゃった」「でも、これで終わりじゃないだろ」

というやりとりや、誠凛のバスケスタイルについてリコが

「ある人に教わったスタイルよ」

と言ったことの重みが、しみじみと感じられます。

 

リコ、木吉、日向の三者の間には、それぞれに強い想いと絆があって、複雑な関係ですね。その複雑さが、この三人をどこか大人な雰囲気にしていると思います。この三人に比べたら、キセキの世代なんてヒヨッコだわ。

リコのお相手は日向派でしたが、木吉とリコの関係に思いをはせてみると、きっとそこにも色々なドラマがあったのだろうと胸が一杯になります。しかし、あの質問コーナーの回答は単なるサプライズではなく、ちゃんと作中でも描写して、これほどの妄想の種を蒔いてくれてたなんて、おそるべし、藤巻先生。