緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

文章

とりあえずやらねばならないことから解放されると、とたんに怠け始める。こういうとき遊ぶなりなんなりやりたいことを始めるならまだいいのだが、特に何も思い立たずネットを眺めながらいたずらに時間をつぶしている。

文章を書きたい、うまくなりたいという思いはあっても、こういう何もないときはまず書くことが思い浮かばない。

最近は特に自分の文章の面白くなさにがっかりしている。うまい人の文章は、特に自分に関係のない日記であってもおもしろくて読みふけってしまう。ああ、こんなふうに自分の日々の思いを書き表せるようになりたいと思うんだけど、いざ自分で書いてみるとまったくままならない。途中で思わぬ方向にいってしまったり、どうまとめてよいかわからなくなって適当な結び方になったり。冗長だから省こうと細かいことを省くとまったく面白味のない無味乾燥な文章になったり。

思考も一本線をたどるわけじゃなくて、こうは書いたもののこれは言い過ぎかもしれない、こうも考えられるかもしれない、誤解されそうだから補足しとくか、いや、もういっそのことこれは書くまい、などとしているうちに、何をどう言いたかったのかわからなくなってくる。

読んで、考えて、書いて、訓練するしかないとは思うのだけど。適切な言葉が思い浮かばず話すにも書くにも四苦八苦する毎日だ。

ゴールデンカムイ 杉元とアシリパさん

フジリュー版銀英伝目的でヤンジャンを買ってるうちにゴールデンカムイにはまってしまったのである。全然話の筋を知らないまま掲載されているのを読んでいたらアシリパさんが杉元にアイヌの生活について詳しく教えていて、杉元が「アシリパさんはよく知っているねぇ」と言っていた。アシリパさんは私が見た感じ12歳くらいの少女で、杉元は20代くらいの頑健そうな男である。二人で木の実を食べている様子、杉元が少女をさん付けで呼び親しみとともに敬意をはらっている様がとてもよいと思った。それに続く場面も、何やら深刻そうな事態に直面しているようだったが、二人の会話からは互いへの強い信頼と絆がうかがえた。

この二人、私絶対好きだわ…。

そう確信した。あと何か土方とか永倉の名前も出てきていて、え?新撰組の土方と永倉?実在した人も出てくるの??と気になった。ちなみに私は中学の頃からの新撰組ファンである。

その後本屋に行ったときゴールデンカムイの試し読みがあったため読んでみたらもう第1話からわくわくする面白さだった。杉元は日露戦争の帰還兵。戦死した親友の頼みで、その親友の妻の病を治療する大金を得るため北海道に来た。砂金とりをするもうまくいかず、そんなときある男から消えたアイヌの金塊の話を聞く。その金塊のありかの暗号は、網走監獄を脱走した囚人たちの体に刺青として記されているらしい…。

ヒグマに襲われそうになった杉元はアイヌの少女アシリパと出会い、二人でヒグマを倒す。アシリパの父はアイヌの金塊が消えた事件で殺された関係者だった。杉元は金塊のため、アシリパは父が殺された真相を知るため、二人は手を組み相棒となる。

ものすごく王道で骨太なストーリーでわくわくしませんか?あと、土方歳三はなんと生きてたという設定なんですよ。おじいちゃんだけどめちゃめちゃ渋くてかっこいいんですよ。あとは個性豊かで愉快な囚人たち(凶悪だけど)とか金塊を追う人々とかたくさん登場するんですが、それぞれ自分の目的や欲望のためたくましく生きる様はとても魅力的。

でもなんといっても杉元とアシリパさんなんですよ。母熊が死んで遺された子熊、手負いにされても死力を尽くして立ち向かってくる獲物の鹿。そんな命と正面から向き合って、杉元はアシリパからアイヌの人々の生命観を教えられる。杉元は心根の優しい男だけど、戦場では生き残るために多くの敵兵をその手で殺していて、戦争から帰った後も昔の自分に戻れずにいる。相手が悪人だったりこちらに危害をおよぼす存在とみれば殺すことはためらわないし、その代わり彼自身もいつどんな無残な死に方をしてもしかたがないと覚悟している。自ら望んだわけでもなく命のやりとりを平然とおこなえる人間に変わってしまい、故郷に居場所もなく親友の妻(杉元の幼馴染みでもある)を助けることを唯一の目的として北海道に来た杉元。アシリパと出会ってからの日々は彼にとってかけがえのない輝きなのかもしれない。失ってしまった本来の自分を取り戻せるわけではなくても。

アシリパが杉元に話すのは、単にアイヌの教えをそのままというだけではなく、アイヌの教えを彼女なりに咀嚼し解釈したもの。なのでけっこう自分に都合のいい解釈をしたりもして、そこを杉元につっこまれたりもする。

「考え方が現実的だな やっぱりアシリパさんってアイヌのなかでもちょっと変わってるんじゃないの?」
「アシリパという名は父がつけた。『新年』という意味だが『未来』とも解釈できる。わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ」

このときの二人の会話、そしてその表情が私はとても好きで。二人はこうやって会話してお互いを知るのが楽しいんだなと思う。

金塊をめぐる争いはいま大きく状況が動いていて、この二人が最終的にどうなってしまうのかは予想がつかない。離れ離れになったり、最悪死別する可能性すらあるわけだけど、私は二人が一緒にいて狩りをしてチタタプしてヒンナヒンナ言いながら食べて笑っている未来をただただ願っている。

カバン重い

今週のお題「カバンの中身」

 

カバンがなぜかいつも重い。見直すためにもちょっと列挙してみる。通常の出勤日のショルダーバッグの中身。(休日、街に出るときも、そんなにカバンの中身は変わらないですが)

 

<カバンの中の広いスペースに入れているもの>

・折りたたみ財布 

 

スマートフォンと充電用アダプタ

 

・カード入れ

定期券、交通ICカード、よくいくお店のポイントカードなどありとあらゆるものが入っている。 

 

・手帳
高橋書店のスケジュール手帳。マンスリー+見開き1週なのでやや厚めかな。 

 

・文庫本1冊

 

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以前はブックカバーなしで入れてたけど、やはりページが折れたりするのでチャック付きブックカバー買いました。これすごくいいです。カバーがはずれることもないし、チャック閉めればしっかり本を守れます。

 

・化粧ポーチ
鎮痛薬、アレルギーの薬、まつげビューラー、目薬、小さな鏡、ヘアピン、ヘアゴム、リップクリーム、必要に応じてプラスアルファのアイテム

(ふだんほとんどノーメイクに近いです。日焼け止めの化粧下地塗るくらい)
 
・パウダーファンデーションのコンパクト
 正直、重いし全然コンパクトではない。ほとんど使わないので入れなくていいかと思っていたら使いたいときになくて困ることがあるので一応入れている。

 

<内ポケット1>

・イヤホン

最近はしていないけど、以前は通勤時にスマホでラジオ聞いてた。NHKラジオアプリを入れていて、クラシック音楽とか聴ける。

 

・ボールペン

 

・USB

 

 

 <内ポケット2>

・あぶらとり紙

 

・折りたたみヘアブラシ 

 

・あと適当に絆創膏や使い捨て眼鏡拭きが1~2枚入ってたりする

 

 

<外側のポケット>

・タオルハンカチ

 

・ポケットティッシュ

普通のと鼻セレブと。今はそんなにいらないけど、冬とかは鼻かむのにいくらあっても足りないことがあるので冬はそれぞれ2個以上くらい入れてる。

 

 

こう並べてみるとそんなに重くもなさそうなんだけど、毎日これで歩いているとけっこう肩にずっしり負担がくる。手帳と文庫本入れてるのが大きいかもしれない。どうもスマホのスケジュール機能は使い慣れなくて紙の手帳のほうが落ち着くし、これはなかなか変えられない。

 

このほかにサブとしてトートバッグも持ち歩いていて、そちらには冷房で寒いときはおる上着、プリントをはさむクリアファイル、ナプキンポーチ、折り畳み傘、場合によってはペットボトルなどが入っている。こっちの荷物も省けそうにない。結局ショルダーバッグを左肩にかけ、トートは手に持つか肘にかけたり右肩にかけたり(ちょっとカッコ悪いけど)して、ずるずる歩いている。体の両側にそれなりの質量の荷物がくっついているわけで、とても冴えないシルエットだ。もっとコンパクトな荷物で颯爽と歩いてみたいものです。

 

 

短歌の目 二期 7月

毎日暑いですね。通勤がつらい。

 

短歌の目7月のお題です - はてな題詠「短歌の目」

 

 

1. 透

透明のビニール袋空に舞いもう二度とここに戻ってこない

 

2. ホイップ

ホイップとチェリーとプリン本当はそんなに合わないの私たち

 

3. 果

なれの果て見届けていて忘れてもいいから全部持っていくから

 

4. ペンギン

終電の行ってしまったホームにてペンギンのようにうなだれている

 

5. 短夜

短夜は夢も見れずに終わるから起きて待ってる日が昇るのを

 

テーマ詠 「あつい」

汗に濡れ火照っては冷め乾いてく体が夏を生き延びている 

 

 

よく買うアイス

今週のお題「好きなアイス」
とりあえずよく買うやつ並べてみる。

ピノ(森永乳業):定番の6個入りをよく買います。あのコクのある甘さが欲しくなる。チョコアソートだとアーモンド味が好き。

明治エッセルスーパーカップ 超バニラ(明治):バニラを欲してるとき食べる。だいたい一度には食べきれないんで2回くらいに分けて食べる。

ブラックモンブラン竹下製菓):九州は佐賀が誇る他に類を見ない謎のアイスバー。中のバニラはクリーミーでそれだけだと少し脂っぽい感じなんだけど、チョコクランチでコーティングすることでそれを緩和している(気がする)。子供の頃から変わらない味。たまに当たる当たりくじ。当たりはシンプルにもう1個商品がもらえるというのがとてもよい。

チョコモナカジャンボ(森永製菓):味も、はさんであるチョコの食感も好き。手でちぎれるのがよい。

こうして並べてみると、バニラアイスとパリパリチョコの組み合わせがたまらなく好きみたいです。