緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

言われなくてもわかってるから…!(『黒子のバスケ』265Q)

以下ネタばれ注意です。

 

 

 

 

 

 

 とうとう、姿を現し始めましたね。もう一人の赤司君が。

 

敗北を感じて混乱し、ミス連発する僕司君。ええ、カッコ悪いですよ。あれだけ、「頭が高い」だの、無冠たちにも「僕がお前たちに失望したときだ」だの言っといて、今のこの体たらく。カッコ悪いですよね!わかってます…。

でも、あれだけ言ったからにはやはりこうやって落とされないとフェアじゃないし、仕方ないことだと思っています。そうじゃないと、もう一人の赤司も出られないでしょうから。覚悟はしてました。

でも実際にそうなると、つらいな。いつも見ているジャンプ感想サイトの掲示板でも、見苦しいだのなんだの書かれてるし…。たしかに、ウインターカップで対戦したこれまでのキセキたちは、負けても格は落ちなかったんです。青峰君にしても、決して凡ミスとかして負けたわけではなく、最強でありながら敗れたって感じだし。それに比べて赤司君、まさかここまでがたがたに崩れるとは。最終決戦の終盤でこの展開っていうのは、たしかにがっかりな感じは否めません。双方全力でぶつかって勝敗を決する熱い展開であってほしいのに、敵チームがミスして点がとれるっていうのは…。

それでも作劇上、帝光編を受けてこの試合が描かれているので、この展開は仕方ないのかなと思います。

試合自体はたしかに気持ちのよい展開ではないかもしれません。けれど、この状態であっても洛山の選手たちも決してまだ諦めていないし、もう一人の赤司君の能力が目覚めるはずだし…!試合の展開だけでなく、赤司君およびその周りの変化を含めたドラマを味わうところだと思います。

あと、赤司がミスしたとたん文句を言いだす無冠たちが不快だという感想を見かけましたが、私的には相手が赤司であろうとミスすれば文句をいう彼らは、逆に好感がもてました。仲間意識ないといえばそうなるのかもしれないけど、勝利だけを求められていた彼らにすれば当然の態度だし、赤司であっても特別扱いはしないブレなさはよいな、と思います。

誠凛、洛山双方に納得のいく決着がつきますように。