緋綸子の雑記帳

私が誰かのブログを読んで楽しむように、見知らぬ誰かが私の記事を読んでくれたら。

脳内不良少年の恋

今週のお題「告白します」

 

告白します。といっても、以前にもこのブログでちょろっと書いたことある気がする。

20年以上、なんとなく私の頭の中にだけ存在する高校生カップル(ふたりの出会い自体は中学3年生のとき、という設定)がいる。一馬くん(仮)と真弓ちゃん(仮)だ。

 

私が中3か高1くらいのときにこの子たちのことを生み出して、カレカノ(『彼氏彼女の事情』)の影響を受けたりもしていると思う。ちなみにカレカノにも一馬というキャラが出てくるけど、これはたまたまかぶったんだったと思う。だいたいフィクションにおいて「一馬」というとこういうイメージのキャラなのだ。

それで、この二人のことをただ妄想する分にはいくらでもできるのだが、ちゃんと物語として書こうとするとすぐ行き詰まってしまう。なんといってもふるっているのは一馬が不良だという設定で、不良ってあなたいまどきそういう呼称あるの、と自分でもつっこんでしまう。これのせいで、きちんとした物語にしようとすると困り果てる。なんだかやはり、不良同士の喧嘩とはいえ暴力ふるってた少年が改心して普通の生徒になったからといって、感じのいい女の子と仲良くなるなんて許されていいのかという気がするのだ。冒頭の喧嘩描写をきちんとしようとすればするほど、人にケガさせてしまった男をこのまま真弓と仲良くさせるのか?いくら本人は苦しんでいたとしても、読者が納得するか?と、いもしない読者を想定して悩む。

だからといって、一馬の不良設定をなくしてしまうともはやそれは私がずっとあたためてきた二人ではなくなってしまう。

 

何だろう。赤毛のアンでも、ダイアナがちょっと悪い男と恋をして改心させるのがロマンチックという話をしていたけど(子供の頃そういう想像をアンと二人で楽しんでいたのに大人になってダイアナが結婚したのはフレッドという普通にいい人だったのでアンはショックを受けたのだった)、不良設定が好きなのもそういう心理なのだろうか。やはりこういう物語が好きなのか?